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ことばを超えて
わかり合える「仲間」に

ことばを超えて
わかり合える
「仲間」に

生活支援員

西村 知暉

京都市聴覚言語障害センター
生活支援員 
2023年入職

今の
仕事内容

入居施設「若木寮」で利用者さんの個別支援計画に基づいて、金銭や服薬の管理、就労支援、受診同行などの日常生活のサポートを行っています。生活介護(創作的活動・生産活動)の企画・運営に加え、施設設備の修繕にも積極的に取り組んでいます。

入職のきっかけ

ずっと身近に感じていた
両親と同じ道へ

両親が障害福祉の仕事をしている関係で、子どもの頃からバザーやイベントのお手伝いによく行っていました。僕を「ともくん」って呼んでくれる利用者さんがいて、僕も友達の一人として接していましたね。生活の中に自然とそういう関わりがある環境でした。

僕は生まれつき片耳が聴こえないんです。自分では当たり前に過ごしてきたんですが、母にはたぶん後悔もあったんじゃないかなと思います。「そんなの何も気にしてないよ」という気持ちもあって、同じような仕事に進んだらちょっとは嬉しいかなと。最初は喜んでくれましたけど、今は怒られますね。同業者には厳しいです(笑)。でもめちゃくちゃベテランなので、仕事で悩んだ時は相談しています。そこはちょっと心強いですね。

キャリアサマリー

学生時代・前職
現代社会学部で人間社会学を専攻。ゼミではジェンダー意識について調査。大学2年の時に母の勤務先のグループホームでアルバイトを経験
入職1〜3年目
「京都市聴覚言語障害センター 入所施設 若木寮」で生活支援員として勤務
手話検定2級合格(2024)
強度行動障害支援者養成研修「基礎、実践」修了(2025)
若手職員対象の「若年層研修」では、別の事業所で働く同期と会えて楽しかったです。若手同士で日頃の悩みを共有できたのも大きかったですね。

仕事のやりがい

自分の気持ちが
“伝わっている”と感じる時

今日も病院に付き添ってきたんですが、その方は、僕が入職1年目の時に大きな足の手術をされたんです。ずっと嫌がっておられたんですが、お医者さんに年齢的に今しかないと言われて。僕も手話ができなかったので、筆談やイラストで必死に説得しました。
でも、思ったより早く治らなかったんです。入院中のコミュニケーションがうまくいかなかったことも一因でした。僕も通っていたのに、なかなかそこに気づけなかった。

すごく悔やんでいたんですが、しばらくして、彼のカウンセリングの先生から「手術の報告をしながらあなたの名前を書いて、とても笑顔だった。担当で良かったと話していた」と聞いたんです。未熟だったけど、僕の気持ちは伝わっていたんだなと。その時は号泣してしまいました。

1日のスケジュール

8:30〜
引き継ぎ・メール確認
勤務開始時の情報共有
9:00〜
朝の会
利用者さんのバイタルをチェック
午前・午後の予定を共有&体操
9:45〜
生活介護
その日のプログラムに応じて進行
(〜11:30)
個別支援業務
12:00〜
休憩
13:30〜
生活介護
その日のプログラムに応じて進行
(〜15:00)
個別支援業務
16:30
夜勤者引継ぎ
17:15
退勤

休みの過ごし方

いつも「サウナイキタイ」!

夜勤明けには必ずサウナに行きます。仕事をやり切った後のサウナ、朝に入るサウナは最高です。帰り道に8時からやっているところがあって、夜勤が終わるとそこに寄って、誰もいないサウナを満喫します。サウナに入れるから、夜勤が好きです。サウナまでが夜勤です!好きすぎて、普段はサウナTシャツを着ています(笑)

最近は夜勤専門のパートの方がいてくれるので、
夜勤はほとんどなくなりました…

大切にしていること

「とにかく待つ」と、
わかり合えた「よっしゃ!」

聴覚障害があるからといって、誰もが手話を使えるわけではありません。多くの方は、これまでの人生で培ってきた“自分なりの手話”で話していたりするんです。
コミュニケーションは基本、一人ひとりの手話に合わせます。あとは筆談や絵、「今は怒っている時だよ」とか「今は楽しもうね」と表情で伝えたり。いつも心がけているのは、とにかく待つこと。わかるまで待つ、言ってくれるまで待つ。答えが出るまで、一緒に頑張って待つことにしています。

お互い納得できた時は合図があるんですよ。担当している方は男性ばかりなので、友情のタッチ、「よっしゃ!」みたいな。言葉だけでは難しいので、行動で伝え合っています。笑って「OK、そうしよう!よっしゃ!(タッチ)」までできたら、わかり合えたなって。

私の好きな手話

「サウナ」

これは最近よく使われるようになったサウナの表現です。実は正式な「サウナ」という手話ではないんです。手話の先生には年配の方にもわかるように指文字でやった方がいいよと言われました。ちなみにこの動きは「ロウリュ」を表しています。

MY FIRST 手話 MY FIRST 手話

手話に触れたのは入職してからです。日常会話には困らないですが、完璧じゃないし、まだまだだと思います。僕の手話はよく“仲間の手話”、“若木の手話”だと言われますね。そのコミュニティの中で通じる手話というのもある。奥が深いです!

私のこれから

「西村がいてよかった!」と
言ってもらえる支援員に

1日の終わりに、僕に「○」や「×」をくれる利用者さんがいます。今日は「○」、合格みたいな意味ですね。いつもはだいたい怒った顔で「×」なんですけど(笑)。僕が「明日は休み」って言うと「寂しい」って言ってくれる方もいて…数字には表せないやりがいを噛みしめています。

ただ、感情をうまく出せる方ばかりではないし、一人ひとり表現も違うので、本当にこの関わりで合っているのか迷うこともあります。今は研修を通して、現場で困っていたことが「そういう理屈だったのか!」とわかるのが楽しいですね。
この法人では手話通訳を目指す人が多いんですが、僕はもっと障害福祉を学びたいと思っています。目標は、利用者さんからも職員からも「西村がいてよかった!」と言ってもらえる支援員です!

求職者の方へ一言!

仲間(利用者さん)も職員もお茶目な人が多くて、毎日笑いが絶えません。ここは本音で笑い合える職場だと思います。手話も身につくし、障害福祉やいろんな勉強もできる。そして、京都にはサウナがいっぱいあります!

Recruit

「京都聴言」では一緒にはたらく仲間を募集しています。
コミュニケーション支援の現場であなたの力を活かしてみませんか?