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福祉の世界を
「手話」ともに歩いて行く

福祉の世界を
「手話」ともに
歩いて行く

介護職員

荒木 啓英

いこいの村 梅の木寮
2024年入職

今の
仕事内容

介護老人福祉施設「いこいの村 梅の木寮」で、生活者さんの起床・就寝・食事・排泄・入浴の援助を行っています。また毎朝、情報保障としてその日の話題やニュースを皆さんに伝えていくことや、ご家族への手紙の執筆、レクリエーションなども担当しています。

入職のきっかけ

ろうの世界が教えてくれた
もう一つのコミュニケーション

中学の頃、映画をきっかけに手話の勉強を始めました。その後、高校でいじめに遭って、人とのコミュニケーションに苦手意識を持つようになった時、「私のコミュニケーション方法は音声言語だけじゃない」と気づかせてくれたのが、ろうの方々の世界だったんです。そこから、聴覚障害のある方が少しでも豊かに暮らせるようにと、支援にも興味を持ちました。

京都聴言を選んだのは、インターンシップで採用担当や他の職員の方々がとても話しやすい環境を作ってくださったから。若手職員との交流ができたのも大きかったです。
また、親戚の手話通訳士に相談したら「就職するなら絶対京都がいいよ」と。やっぱり手話の発祥の地ということもあり、レベルが高く、環境も整っていると感じます。

キャリアサマリー

学生時代・前職
天理大学で社会福祉学を専攻
入職1〜2年目
「いこいの村 梅の木寮」で介護職員として高齢福祉・介護の現場を経験。
2024年 手話検定1級 合格
大学の時に手話検定2級まで取っていました。手話が大好きなので、勉強が大変だと思うことはあまりなかったです! 法人内で手話研修があることと、毎日手話に触れられる環境があるのは大きいなと思います。

仕事のやりがい

「その人のために考えることが正解」
一人ひとりに合った支援を見つける

ある生活者さんが、新型コロナウイルス感染症からの回復後、食欲不振でカロリー補給用のジュースも全く飲めなくなってしまったんです。何か良い方法はないかと必死で考えていた時、その方がいつも飲み物をコップで飲まれていたことを思い出しました。
それで、ジュースを白いコップに入れて出したところ、全部飲んでくださり、体力もどんどん戻っていったんです。とても嬉しくて、一つの工夫が援助につながることを実感した瞬間でした。

現場では、一人ひとりの状態に合わせた支援が求められます。この方にはうまくいく方法でも、別の方には合わない場合もあります。難しいですが、先輩に言われた「その人のために考えることが正解」という言葉にいつも背中を押してもらっています。

1日のスケジュール

8:30〜
記録の確認
9:00〜
朝会
この間に日中活動支援
12:00〜
昼食介助
12:45〜
休憩
13:30〜
活動支援
16:00〜
寝ている方の起床援助·夕食準備
17:00〜
退勤

休みの過ごし方

艦艇や戦闘機を見ると
テンションが上がります!

海上自衛隊の艦艇や戦闘機を見るのが好きです。綾部から舞鶴まで車で40分くらいなんですけど、初めて行った時は「最高の休みや!」って思うくらいテンションが上がりました。今の船より第二次世界大戦に活躍した軍艦が好きです。なかなか共有できる相手もいないので、一人で行きます(笑)

月の勤務時間が決まっているので、休みはしっかり取れています。「しんどい時は休みよ」と声掛けもしてもらえるので、希望休も取りやすい環境です!

大切にしていること

失敗を恐れず
「とりあえずやってみる」

以前生活者さんの移乗介助中に、車椅子の角が当たって、怪我をさせてしまったことがあったんです。ショックと後悔がとても大きくて、見るたびに責任を感じて、また次同じことをしたらどうしようと不安で仕方ありませんでした。
私は結構落ち込みやすいタイプなんですが、一旦落ちるまで落ちたら「もう次は上がるしかない」と切り替えるようにしています。そこから自分なりに改善を重ね、それ以降、移乗での怪我は一切なくなりました。

失敗から学ばせていただくことは本当に多いと感じます。お一人おひとりに合わせるために、どのように対応したら良いか悩む時もありますが、やらないと援助できないし、経験するしかない。私は「とりあえずやってみる」を優先するようにしています。

私の好きな手話

「いいよ」

生活者さんから、「あれしていい?」「これしていい?」って質問された時に、大体この手話で「いいよ」とか「大丈夫、大丈夫」って返しています。許すとか受け入れるとかOK!とか、ポジティブな時に使う手話です。

MY FIRST 手話 MY FIRST 手話

アニメーション映画『聲の形』を観た時、手話シーンに字幕がついてなかったんです。何を話しているのか知りたくて、ちょっとだけ覚えようと軽い気持ちで勉強をはじめました。そこからどっぷりハマり、今では私の大切な第二言語になっています。

私のこれから

「手」が本音を語ってくれる
手話をもっと広めたい

私は音声コミュニケーションだと、相手に嫌われないように自分を作ってしまうところがあるんです。でも手話は、私というより「手」が会話してくれる感覚で、自然と本音が出せる気がしています。
本格的に手話を習い始めた頃、ろうの先生から「ストレートに言わないと伝わらないよ」と教わりました。聞こえる人は遠回しに表現しがちですが、それだとろう者には伝わらない。私にはむしろ、その方が気を使わなくてよかったんです。

私は自分の第二言語でもある手話をもっと広めたいと思っています。将来は児童福祉の分野で、ろうの子どもたちが「手話で手話を学べる環境」をつくりたいです。まずは、手話通訳士の資格取得から…長い道のりですが、頑張ります!

求職者の方へ一言!

私が毎日笑顔で仕事ができているのは、職員同士が支え合う温かい雰囲気や、生活者さんがくださる「ありがとう」、そして自分の関わりが誰かの笑顔につながるやりがいのおかげです。ここまで優しさと喜びに包まれて働ける場所はなかなかないと思います!

Recruit

「京都聴言」では一緒にはたらく仲間を募集しています。
コミュニケーション支援の現場であなたの力を活かしてみませんか?